骨盤矯正の嘘・真実 

骨盤は歪まない】と私は考えています。先日、懇意にしている医師と話す機会があったのですが、先生も「骨盤矯正を一番に謳っている整骨院・接骨院・整体院は疑った方がいい」と仰っていました。守谷市でも骨盤矯正を売りにしている院がいくつかあるようですが、そういう院に限って某クチコミサイトでのクチコミは桁違いに多いです。これは何を意味するのでしょうか?

骨盤矯正に話を戻します。「骨盤矯正」で検索すると、骨盤ダイエット、骨盤体操、骨盤矯正ベルトなど、骨盤の歪みを対象にしたサービスや商品が世の中に溢れており、未だに多くの人が骨盤の歪みや骨盤矯正に関心を持っているようです。私たち専門家から見ると、明らかに過大な効果を謳うこのような骨盤の歪みビジネスが、なぜ注目を集め続けているのでしょうか?

骨盤の歪みによる悪影響として、体調不良、腰痛、生理痛、生理不順、ダイエット、肥満、冷え症などがネットで検索すると出てきます。特に女性をターゲットにして美容関係と結びつけられていることが多いようですね。

骨盤が歪むと考えられる原因として、左右不均衡に体を使う、脚を組んで座る、バッグをいつも片側だけにかけている、横座りをする、うつ伏せで寝ることが多い、運動不足や筋力が低下などが挙げられます。

要は、偏った身体の使い方をすると骨盤が歪むということのようです。しかし、我々人間の身体は本来左右非対称です。身体の使い方で骨盤が歪むとしたら、歪んでいない人はいないでしょうね。

骨盤の歪みを確認する事項として挙げられているのは主に以下になります。両足の長さ、骨盤の高さの左右差、左右の肩甲骨の高さ、これらのことだけで骨盤が歪んでいると断定できるのでしょうか。

骨盤の歪みの定義は定かでありませんが、「歪み」とは、正常な形から変形して正常でない形になることです。骨盤自体が変形するのでしょうか?解剖学的に骨盤の可動域は数ミリで、また強固な骨・関節で形成されているので、簡単に歪む・変形することは考えられません。余程大きな力が瞬間的に加わると、歪むではなく骨折する可能性の方が高いと思います。また常識に考えて、骨盤矯正のために徒手的に歪みを矯正させることは不可能だと思います。骨盤矯正をすると言っても、実際はマッサージだったりストレッチです。皮膚の外から人の手で力を加えたぐらいでは骨の形を変えることはできません。


 

骨盤は寛骨と仙骨により形成されています。左右の寛骨が前部で結合し、恥骨結合を形成します。仙骨と寛骨の連結部は仙腸関節です。骨盤が歪むとしたら、この仙腸関節又は恥骨結合が緩むという可能性が考えられます。しかし仙腸関節は板状関節で6つの強力な靭帯により補強されているため、数㎜程度しか動かず、仮に動いたとしても骨盤が歪むほどではないと思います。恥骨結合も基本的に動きません。例外として、女性が出産するときに一時的に緩み、赤ちゃんが通る道ができると言われています。これはホルモンの影響で緩みそして元に戻ります。

解剖学的に見ると、骨盤が歪むという事はないと思います。少し考え方を変えてみると、骨盤の歪みの悪影響として、腰痛、下腹部の肥満などが挙げられていることから、所謂、骨盤の歪みとは骨盤の前傾、後傾のことを指していることが多く、姿勢の不良や筋力の低下、運動不足が原因であると言えます。よって適度な運動や体操、正しい姿勢を取ることにより骨盤の傾斜は改善できます。

まとめとして、「骨盤矯正」とは、整体やカイロ等の無資格者、利益追求を最優先とする接骨院等が、女性の美意識を巧みに利用して、不安を煽り繰り返し通院させる為の道具なのだと思います。冒頭で書いた骨盤矯正を売りにしている院のクチコミが不自然に多い理由、何故だかわかりましたか?

ひがし野整骨院 ☎0297‐21-8888

(TX守谷駅東口 平日22時 土曜19時まで診療)

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